仕事内容が自分に合わず途中で退職をするリスクが高まる

待遇面に注目をして期間工の仕事を選ぶ場合には、安定収入を得やすいものの、仕事内容が自分に合わず、やむなく途中で退職をするリスクが高まってしまうこともあります。特に、大型の機械類の組み立てや搬送などの体力の負担が大きい仕事については、基本給が高めに設定されているものが目立ちますが、長時間の労働により肩や腰を痛めたり疲れが翌日以降も残ったりする人も少なくありません。こうした問題に悩まないためには、給料ばかりにこだわらず、採用後に担当する主な仕事の内容について就職説明会や面接の際に担当者に聞いておくことが大事です。また、可能であれば職場見学や職場体験などのチャンスを利用して、無理なく仕事を続けられそうか見極めをするのも良いでしょう。

スタッフの入れ替わりが激しい現場は人間関係の構築が難しい

年間を通して期間工が不足している工場においては、毎月の基本給や手当の金額を高く設定して、多くの人材を獲得しようとするところが多く見られます。一方で、重労働がメインの工場はスタッフの入れ替わりが激しいところが多く、入社をしてから良好な人間関係を築くのが難しいといった問題点もあります。そうした中、なるべくスタッフ同士の関係が良いところで期間工として働きたい人は、気になる工場のスタッフの働きぶりについて確認をしたり、長く同じ工場で働いている友人や先輩に職場を紹介してもらったりするのも有効です。その他、雇用形態に関係なく新人のスタッフの歓迎会やミーティングといったスタッフ間でコミュニケーションが取れる機会がある工場を探すのもおすすめです。

期間社員はあらかじめ働く期間が設けられていますが、正社員登用のチャンスもゼロではありません。試験で良い成績を得るのはもちろん、日頃の勤務態度も評価の一つとなります。